長いことかけて講談社から出てる
東野圭吾さんの文庫をすべて読みました。
変な達成感があったので
勝手にランクつけてみます。
若干、ネタバレありです。
第3位 『天空の蜂』
東野さんにしては珍しい航空サスペンス。
爆弾と子供を乗せた最新鋭ヘリコプターが
原発上空でホバリング。要求を呑まないと
ヘリは落下・・・っていう筋はベタなんだけど
ヘリをはじめとする機械描写がとにかく細かい。
おいおい、こんなんまで書けるんだこの人。
守備範囲広いなぁと唸った600ページ超の大作。
第2位 『むかし僕が死んだ家』
これも純粋なミステリーじゃないけど大好き。
主な登場人物は2人。場所は山奥の一軒家。
それだけの設定で人物の隠された過去が
明らかになっていく。伏線がいたるところに
散りばめられていて、あ、これ伏線なんだろうな
って思うんだけど、頭の中でうまく繋がらなくて
それらが後半鮮やかに組み立てられていく。
僕は東野さんの緻密な構成が好きなんだけど
それの真骨頂って感じです。
第1位 『どちらかが彼女を殺した』『私が彼を殺した』
1位なのに2作です。
人が殺されて犯人は誰?っていうミステリーなんだけど、
最後まで犯人はわからない。つまり、自分で推理して
考えないといけない。文庫本では2冊とも巻末に
袋とじがついていて解説(ヒント)が書かれてるんだけど
そこでも犯人は明かされない。
容疑者は『どちらか』は2人、『私が』は3人。
この人っぽいなっていう適当は通用しない。
つーか、全員怪しい。
だから、いろんな手がかりを自分で構築
しないといけない。
考えたい人にはたまりません。
書かれたのは『どちらか』→『私が』なんだけど
難易度的には『どちらか』の方が難しい。
『どちらか』は結局袋とじ読まないとわからなかった。
挑戦してみてください。
こんなん書いてたらいろいろ読み返したくなった。
最新刊『赤い指』もよかった。
どの作品も上っ面だけじゃないとこがいいです。
最近多いもんね。そういうの。
小説も映画も演劇も。
Recent Comments